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石臼全般
電動石臼

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手回しの石臼を電動化する

サンプルイメージ

市販の専用設計された電動石臼はとても高価です
そこで私が使っている簡易的な電動化を説明します
用意するもの
1)私の制作した石臼
2)電動ろくろ(陶芸で使う電動の回転台)
電動ろくろは左回転・右回転の切り替えが出来るもの
3)上臼の回転を止める治具(自作)

一般的な電動石臼とは違い下臼を回転させます

一般的な電動石臼は上臼を回転させる構造になっています
その場合の問題点は上臼のハンドルを正しく回転運動と連結する必要があり、構造が複雑になります
常に回転している上臼に材料を追加する方法がないので
上臼の上部に大きな材料入れを取り付ける必要があります
挽けた粉を受け止めるために下臼の下部に大きな粉受けを配置します

専用設計の電動石臼を購入する場合の注意

サンプルイメージ

非常に高価で数十万(ここが一番の問題)
設置のスペースが必要
機種によっては200Vの電源が必要になる
取り付けてある肝心の石臼が良くない
石臼に対するアフターサービスが不明
メーカーからの輸送費が高額
(特に海外の場合はさらに高額で通関の問題もあり
) これらの理由からメーカーの電動石臼はお勧めしません

逆転の発想

複雑な構造を避けるために下臼を回転させます
回転動力として電動ろくろを用意します
上臼が回転しないように適当な構造を取り付けます

セット方法

1) 電動ろくろの回転台の中央に下臼を置きます
2) 出来るだけ中心に置いてください
3) 粉受けのカップをセットします
4) 上臼を載せます
5) 上臼の回転止めを適当な構造で良いのでセットします>
6) 上臼の穴に材料を入れます
7) 電動ろくろの回転方向は右回転にします
8) ゆっくりしたスピードで挽き始めます
9) 一度と停止して粉の挽け具合を確認します
10) 問題なければあとは必要量を挽きます

さらに細かく挽きたい場合

挽き始めに一度に材料をいれないで
少し入れて、数回転してまた、少し入れるを繰り返します
上臼が回転しないのでこの入れる量の調整が出来ます

碾茶だけでなくすべての茶葉を挽く事が出来ます

最近、入手困難な碾茶だけでなく 玉露も挽く事が出来ます
玉露を挽いた抹茶も鮮やかな緑色です

私の工房の自作電動石臼

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